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近未来の東京。
他国同士の戦争に加担した事が原因で首都は、テロと暴動の嵐が吹き荒れていた。
混乱を回避する為に政府は首都からの出入りを軍隊で管理し、
数ヶ月後にIDナンバー制を導入し,市民に監視の目を光らせようとしていた。
  ~放浪の自由さえも奪われた時代~
そんな時代に一人の青年“松岡 正紀”は、自分の存在を証明する為に西へ旅立とうとしていた。白血病に倒れた患者に自分の骨髄を提供しようと言うのだ。
カウンセラーの“椎名 善次”と共に検問フリーパスのタクシーに乗り込み山口県を目指すが、道中で刑事、アベック強盗、殺し屋らにつけ狙われる。
時には命さえも奪おうとする彼らの目的は?孤立した状況の中、咄嗟の機転で彼らを助けたのはタクシードライバーの“麻生 鑑”だった。
謎を飲み込んで、三人の冒険は一気に加速していく。
   
 =作者「シラカワ タカシ」のコメント=
東京での公演用に小人数で『ミハテヌ夜アケヲ』の再演として考えていた作品ですが、
いつものごとくまるで別モンの芝居になってしまいました。
リメイク用の台本を考えた時、一瞬ひらめいたシーン…砂漠でラリードライバーが遭難して、絶望にうな垂れている絵が思い浮かび、そのシーンから連鎖反応的に生まれたSTORYです。
タイトルは、我が愛しきC・ブロンソンとA・ドロン、L・バンチュラ兄ィ達が出ていた『さらば友よ』と『冒険者たち』を合体して考えたモンです。
'70年代的、アナログハートな人間達が描きたかったもんで。
何から何までゼロの状態で始めた公演でしたが、熱いハートの仲間達の支えで、大盛況のうちに終える事ができました。

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